lovelove♡story 2
「ほら、またため息。あんまため息ばっかついてっとキスするよ。」
五十嵐に顎を持ち上げられる。
一瞬で顔が赤くなる。
「‥ばか。」
それだけ言って私は歩きだす。
もう、ただでさえ暑いのに、こいつのせいでもっと暑い。
後ろから五十嵐が追いかけてくるのがわかる。これ以上一緒にいたら、なんか、まずい気がする‥ってかまず省エネ主義とかそれどころじゃなくなる。
私は振り向いて言う。
「とにかく!朝から私のこと待ってたりしないでね。だいたい学校の方向違うし‥次こういうことしたらもう口きかないから。」