lovelove♡story 2
「っしょっと‥大丈夫ですか?」
「うん‥わかんない‥」
返事は曖昧なまま。
なんだか虚ろなままだ。
俺は水をとりに行こうとして、そこから離れようとした。
と、その時、手首をつかまれる。
「井岡先輩‥?」
「行かないで‥」
「いや、あの水とったらすぐ戻ってくるんで‥」
「‥一緒にいて?」
その一言で、今までなんとか保っていた俺の理性がふっとんだ。
「俺、なにしちゃうかわかんないよ?」
「‥ん‥」
頷く井岡先輩。
きっとお酒のせいもあって寝ぼけてるんだろうとは思うけど、でもそれだからってここでやめてしまうほど俺はお人よしじゃない。