lovelove♡story 2
私は我慢できず涙があふれだしてきた。
そんな私にかまわず彼はつづける。
「どうして俺がこんなにムカついてるか、わかる?」
「ごめんっ‥私が最低なやつだから‥」
「俺がりほのこと好きだから。」
予想外の答え。
「こんなやつなのに‥?」
そういう私の頬の涙の跡にそっとキスする彼。
それから私の耳元で囁く。
「キスしていい?」
「ダメだよっ‥熱うつるよ?」
「りほの風邪なら、うつりたい。」
「それに、さっきまで違う人としてたんだよ?私。」
「だから、俺が全部きれいにすんの。」
「もう私なんか‥んっ‥」
私なんか、やめなよ
そう言おうとした私の口を塞ぐ。