lovelove♡story 2


俺たちは、公園のブランコに腰かけた。もう夕方近い。

「さぁどうぞ。」

「‥あの、彼女のことなんだけどさ‥」

そういった瞬間花田の顔が少し曇ったような気がした。

気のせい、か‥

俺は、りほのこと、今日の事件のこと、この嫉妬や怒りをどうしていいかわからないこと、それでもやっぱりりほが好きだということを話した。

花田はその間中、一言も口をはさまず静かに頷いていた。

「ごめん。いきなりこんな話されてもって感じだよな‥」

「ううん。私は全然。逆に、どうして五十嵐くんがそんなに冷静でいれるのか‥」

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