lovelove♡story 2
「私だったら‥五十嵐くんを不安にさせるようなことしないのに。」
花田がぼそりと呟く。
「え?」
「ううん!一回ちゃんと話してみなよ。今のままだと五十嵐くん、辛そうだもん。」
「でも、本当のこと聞いちゃうのもこわいんだよなぁ‥」
すると、花田が少し笑う。
「五十嵐くん、めっちゃプレイボーイかと思ってたけど‥」
「え?なにそれ。」
「いや、普通の男の子なんだなぁって思って。彼女のことで悩んだり、弱気になったり‥
あ、いい意味で言ってるんだよ?
彼女のために一生懸命な人、素敵だなぁって‥」
「やっぱさー、俺ってチャラついてるっぽく見えるの?」
きいてみる。
「うん、見える。」
「即答かよ。」
俺がそう言うと
「ごめんごめん。」
そう言って
向こうがいたずらっぽく笑う。
なんだか俺もちょっとおかしくなって笑う。
花田って、よく笑うんだ。
クスクスと楽しそうに笑う。
笑顔になるとさらに可愛い。
りほは‥あんまり笑わないよな‥
って俺またすぐりほのこと考えてるし‥