lovelove♡story 2


でも、花田は全然気にしてないみたいで。
「そうやってなんとか上手くやっていくしかないからねー。それに、ほら、私が笑ってれば五十嵐くんにちょっとは笑顔がうつるかなって‥」

「‥うん。ありがと。」


ほんとに、すごく気持ちが楽になった。
別に解決策をきいたわけでもないし
状況はなんも変わってないけど、

でも花田と少し話しただけですっげー心が楽になった。

「あ、私そろそろ帰って夕ご飯の支度しないと‥」

「あ、ごめん。ありがとな、話きいてくれて。」

「いえいえ!またいつでも、話きくだけならできるから。じゃあ、バイバイ」

手を振ってゆっくり歩きだす彼女。


りほとはまた違ったタイプだよなぁ‥
従順そうで、ふわふわ、ニコニコしてて、いつも元気を与えてくれようとしてくれる。

もし、りほと出会ってなかったら‥

りほと出会ってなかったら、あの人のこと好きになってたかもしれない。





< 89 / 112 >

この作品をシェア

pagetop