lovelove♡story 2
でも、花田は全然気にしてないみたいで。
「そうやってなんとか上手くやっていくしかないからねー。それに、ほら、私が笑ってれば五十嵐くんにちょっとは笑顔がうつるかなって‥」
「‥うん。ありがと。」
ほんとに、すごく気持ちが楽になった。
別に解決策をきいたわけでもないし
状況はなんも変わってないけど、
でも花田と少し話しただけですっげー心が楽になった。
「あ、私そろそろ帰って夕ご飯の支度しないと‥」
「あ、ごめん。ありがとな、話きいてくれて。」
「いえいえ!またいつでも、話きくだけならできるから。じゃあ、バイバイ」
手を振ってゆっくり歩きだす彼女。
りほとはまた違ったタイプだよなぁ‥
従順そうで、ふわふわ、ニコニコしてて、いつも元気を与えてくれようとしてくれる。
もし、りほと出会ってなかったら‥
りほと出会ってなかったら、あの人のこと好きになってたかもしれない。