lovelove♡story 2


と、そんなことをしているうちに担任がきて、朝礼がはじまる。

「えーと、文化祭が近くなってきたから、いろいろと決めないといけないんだけど‥あ、まず文化祭実行委員を男女1名ずつ。」

そっか、もう9月か。


にしても、やる人なんていないよなぁ‥
だってうちの学校の文化祭実行委員は忙しいって有名だから。



誰も手をあげない。
「文化祭実行委員は大変だから、無理に決めるわけにもいかないからなぁ‥」
と、困っている担任。


と、その時。
「じゃあ‥私やります‥」


花田が手をあげた。


「いいの?花田さん?」
「はい。」
ニコニコとうなずく。

花田が?
そういうタイプには見えないけど‥
と人の心配をしている場合ではなかった。


「転校生の花田さんがやるっていうんだもの、人気者の五十嵐くん、もちろんサポートしてくれるよね?」

クラス中の視線がまたこちらに集まる。

「え!?俺っすか‥?」






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