愛の味


先生はほほ笑んで他のところへと行ってしまった。



ほんとダメだ…



最初うまく作れなくて焦る私に先生は『大切なのは気持ち』と教えてくれた。



当たり前のようなことだが当時の私は衝撃を受けて…

それから前向きに料理ができるようになったんだ。



そして変わってしまった。


彼氏のために料理をしていたハズが、いつの間にか先生のためになっていた。



でも、もうけじめつけなきゃ。



料理教室が終わって周りが片付ける中、私はじっとみんなが帰るのを待った。


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