キミガスキ


校長先生の長い長いお話。

もはや退屈の極地。

くぁ…とひとつ、
小さな欠伸を漏らす。

さり気なく首を左に向けると、
真剣に話を聞く君の横顔があった。

視線を壇上に戻すと、
柔らかな校長の声に耳を済ませた。

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