極上☆ラブパワー


「…いいかどうかはわからない。望んで“青条皐雅”になったわけじゃないから」


「まぁそうだな。でも、この人生以外も考えられないだろ?」


「……そうだな」


手放すのはもちろん惜しい


僕には欠点がまるでないから

――病気の発作を除けば



「いいなぁーこれなら俺が社長になればよかった」


ウーッと大げさに悔しがる兄貴


「それで僕が俳優に?ふざけんな、会社の株価暴落だ」


「…あはは。そううまくはいかないよな…」


当たり前だ




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