極上☆ラブパワー
そんなに生ぬるいものじゃない
重い何かが、いつも僕を押し潰そうとする
逃げるのに必死なんだ
「……兄貴?」
音がしなくなったかと思ったら、
いつの間にか気持ちよさそうな寝息を立てている兄貴
何だよ…
「話しようって言ったのはそっちだろ…」
はぁ、と息を吐いてベッドに身体を沈めた
今日はいろいろあった
僕だって眠いー…
夏木莉桜のことなんてすっかり忘れて、僕の意識はそこで途切れた
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