極上☆ラブパワー
「なんとでも。目的のためなら手段は選ばない」
「それが社長の言う台詞?」
「僕が言ってるんだからそうだろうな」
……あぁもう、やってらんない
「知らない!あたし、行きますから」
出て行こうとしたあたしの背中に、社長が平然と言った
「いいか、ちゃんと待ってろよ。じゃなきゃクビだからな」
―――こんの最低男!
そう叫ぶのを必死にこらえて、あたしは社長を出た
誰が待つもんですか
あなたの好きにさせないわよ
何でも自分の思い通りに動かせると思ったら、大間違いなんだから!!