極上☆ラブパワー
「嫌いなはずなのに、いつも考えてしまって。
消そうとすればするほど、その人との思い出が蘇る…」
「ちょっと待て。それじゃまるで僕が君を好きみたいじゃないか」
「だから、仮説だって言って…きゃっ!」
気づいたら僕は夏木さんの腕を引っ張っていて
そのままベッドに倒れ込んだ夏木さんを抱き寄せた
「……っちょっと…!」
「じゃあ、そうなのかもな」
「え?」
「僕は、君のことが好きなのかもしれない」
「……えっ…」
これが認めざるを得ない真実だとしたら、悲しいな
この僕が……