極上☆ラブパワー
慌ててホテル内に戻ると、辺りが真っ暗だった
そのせいで騒ぎが大きくなってる
停電?なにかのトラブル?
そこでハッとした
「……皐雅さん」
真っ暗闇――…
皐雅さんが
皐雅さんが危ない!
急いで皐雅さんの所に――…
――――ドカッ
「………っ!!?」
突然鈍い痛みが身体中を駆け巡り、あたしはその場に倒れ込んだ
「……こ、う…がさ…」
「莉桜、ごめんね」
薄れていく意識の中で、そんな声を聞いた気がした