極上☆ラブパワー




「…なんなんだ、これは。」


目の前に広がるのは、色とりどりのスイーツ


「何ってスイーツ。俺の大好物♪」


「大好物だからって、なぜ僕の家にあるんだ」


「だって僕がここに運ぶように言ったから」


にこにこと、呑気にショートケーキを口に放り込む兄貴を睨む


「お前なぁー」


「あーもー待てって。俺はこれからのドラマ撮影のために、エネルギー補給してるんだ」


なに訳の分からないことを言ってるんだ


「僕にも仕事があるんだが?」


「じゃあ仕事に行け」


へぇ


そっちがそう来るならこっちにも手はある




< 44 / 330 >

この作品をシェア

pagetop