極上☆ラブパワー



森を見上げると、不気味に木々が揺れ、鳥が飛び立った


「………っ!?」


ゴクリと生唾を飲み込み、僕は覚悟を決めた


行く、行ってやるよ


これで僕の身に何かあったら、あの女を弁護士の前に突き出してやるからな!


車を降り、半ばやけくそで歩みを進めた


「……おい、誰かいないのか」


続けど続けど森ばかり


なんて所だ


本当に人が住んでるのか?

信じられない



「おーい…」



――ガサガサッ




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