極上☆ラブパワー



「…なにぶつぶつ言ってるんですか?着きましたよ?」


「えっ――…?」


女の声に顔を上げると、森の中にコテージがあった


……は?


「まさか、ここに住んでるのか?」


「ええ。あったでしょ、森の中に家が」


自慢気な女を無視して、コテージをすみからすみまで眺める


……まじかよ


「こんな所に住んでるのか?えーっと…」


「………?」


「名前だ、名を名乗れ」


「え?あ、夏木莉桜です」


「じゃあ夏木さん」



僕は夏木さんの前に一歩歩みを進めた




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