護り人
朝ごはんを食べたあと、禮人は本堂の仏像の前に座っていた。
五メートルほどの大きさの仏像はきらきらと黄金に輝いている。
「梨沙は俺に何を言いたかったんだよ。どうすれば梨沙を救えるんだ。仏様、教えてください」
しかし、仏様は答えるはずもなく、
禮人はため息をついた。
「どうすれば梨沙は目を覚ますんだよ」
三途の川。
頼人の頭に[三途の川]の文字が浮かんだ。
「三途の川。親父が昔言ってたな、何日も目覚めない人は魂が三途の川で迷っているって。梨沙も三途の川に居てるのか?」
禮人は蔵に走り出した。
小さいとき、親父に三途の川に行ける方法を聞いた事がある。
親父は無いって言ったが禮人は子供心に嘘をついてるとわかった。
「方法があるならこの場所に隠してるに違いない」
五メートルほどの大きさの仏像はきらきらと黄金に輝いている。
「梨沙は俺に何を言いたかったんだよ。どうすれば梨沙を救えるんだ。仏様、教えてください」
しかし、仏様は答えるはずもなく、
禮人はため息をついた。
「どうすれば梨沙は目を覚ますんだよ」
三途の川。
頼人の頭に[三途の川]の文字が浮かんだ。
「三途の川。親父が昔言ってたな、何日も目覚めない人は魂が三途の川で迷っているって。梨沙も三途の川に居てるのか?」
禮人は蔵に走り出した。
小さいとき、親父に三途の川に行ける方法を聞いた事がある。
親父は無いって言ったが禮人は子供心に嘘をついてるとわかった。
「方法があるならこの場所に隠してるに違いない」