悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇
ひゃー、本気で走ったせいで膝からの血が半端ない。
「高宮さん、吹奏楽部だよね。
ここでぬけなさい。」
「あ、はい。」
そうだった。
閉会式!
でもこれも見たい。
『青ブロックの後ろには白ブロックが!
青ブロック逃げ切れるか!
はたまた、白ブロック追いつくか!』
アンカーは昴先輩。
流石元バスケ部。
めちゃくちゃ早い。
でも白ブロックのアンカーはサッカー部の人……らしい。
誰かが言っているのを聞いた。
『最終コーナー!
青ブロックが逃げ切っています!』
頑張れ、頑張れ!
昴先輩!
そしてそのまま…
『パンッ!』
『ゴール!
青ブロックアンカー宮本君(昴先輩)が逃げ切りました!』