悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇


「あれ?
優、帰るの?」




「あ……うん。
ちょっと用事ができたから。」




本当は行きたくない。




椎ちゃんと別れて夏樹ちゃんに休むと言って学校を出た。




えーと、次の角を右に曲がって……
あ、こ……こ……?




目の前にはつい最近できたばかりの構想マンションが。




うん。
やっぱりここに違いない。




何回も杉浦に渡された紙を見ても目的地はここをさしている。




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