悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇


すごい汗かいてる。




机の上においてあったタオルで常盤君の汗をふく。




「はい、熱冷まシート。」




「瑠梨ちゃんありがとう。」




「お兄ちゃんね、昨日からすごい高い熱なの。
お母さんは"練習のしすぎだ"って言ってたんだよ!

お兄ちゃんって帰って来たと思ったらすぐにまたバスケしに行っちゃうんだ。」




練習のしすぎか。
そんなにバスケが好きなんだ。




その時玄関の方からガチャッと音が鳴った。




「ただいま。
瑠梨?
瑠梨、どこにいるの?」




「あ、お母さんが帰って来た!」




「え!
お母さん!?」




ちょ、私、こんな所にいていいの!?




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