悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇
淳也side
18時30分
「お前ら気をつけて帰れよー!」
帰ったら走るか。
あー、でも母さんに止められそう。
"病み上がりなんだから!"とか言って。
「おい、淳也、あれって……。」
「あぁ?」
洸祐が指差している方を見る。
「5組だけだよ、電気ついてるの。」
周りの教室は全部電気が消えていてついてるのは2年5組の教室だけだった。
「もしかしてまだ、やってんじゃないの?」
「んなわけないだろう。
6時半だぞ?
とっくに終わってるよ。」
「はー、俺はまだやってると思うよ。
木村さんは友達にやらせていたみたいだけど高宮さんは月本さんの誘いを断っていた。
一人であれはかなりきついと思う。」