悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇

俺の仕事はお前の仕事 其の一



二年前の9月5日




「じゃあ、今から委員決めをするから各自前に来てやりたい委員の下に名前書いて下さい。」




先生の指示に従って何人かの生徒が前に名前を書きに行く。

私もその中の一人だ。




よし、今学期こそは厚生委員をするぞ!




「へぇー、優は厚生委員ね。」



「し、椎ちゃん!
もう、驚かせないでよ。」




「ごめん、ごめん。」




月本椎奈(ツキモト シイナ)。
小学校の時からの友達。




「そういう椎ちゃんは何するの?」




「勿論整美委員!」




「好きだね、整美委員。」




「だって整美委員楽だし、内申書に書いてもうなら整美委員でしょ。」




確かに……。
でも、内申書に書いてもうえることもあるけど私は違う。


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