悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇
「こら、二人とも早く食べなさい。」
でもこんな日常茶飯事の家族との挨拶もしばらくお預けか…。
……ちょっと寂しいかも。
______……
「じゃあ、行って来ます。」
「お母さんがいないからって学校をサボるんじゃないよ?」
「じゃあな、まさる。
寮生活だからって羽目を外すなよ。」
……この二人はなんなんだ。
桜李に関しては絶対にお母さんに性格が似てるよ。
「優、いつでも帰って来ていいんだからな。」
「お父さん……。」
どうやら、この中で私を心配してくれるのはお父さんだけみたいだ。
「うん!」
家族に手を振り16年間過ごした家をあとにした。