悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇


「こら、二人とも早く食べなさい。」




でもこんな日常茶飯事の家族との挨拶もしばらくお預けか…。

……ちょっと寂しいかも。




______……




「じゃあ、行って来ます。」




「お母さんがいないからって学校をサボるんじゃないよ?」

「じゃあな、まさる。
寮生活だからって羽目を外すなよ。」




……この二人はなんなんだ。
桜李に関しては絶対にお母さんに性格が似てるよ。




「優、いつでも帰って来ていいんだからな。」




「お父さん……。」




どうやら、この中で私を心配してくれるのはお父さんだけみたいだ。




「うん!」




家族に手を振り16年間過ごした家をあとにした。




< 4 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop