悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇
はー、疲れた。
それにしても暑い、暑い。
暑すぎてブラウスの襟元をバサバサ。
「高宮さん、おはよう。」
「ん?
あ、真田君、おはよう。」
あれ?
私って真田君と二人で話すの初めてじゃない?
「聞いたよ。
淳也やつ、昨日委員会にこなかったろ?」
……真田君よ、お願いだからその名前を出さないでくれ。
「ごめんな。」
「え!何で真田君が謝るの!?」
「……なんとなく。」
なんとなくって……。