悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇
「バスケ部なら大丈夫だよ。」
「ところで高宮さんって淳也の事好き?」
「は!?」
あまりの直球にびっくりしまった。
「……好きじゃない。」
「へぇー。」
なんだ、その興味のないような返事は。
真田君が聞いたくせに。
「こーすけー」
「あ、ごめん、呼ばれてるから行くね。」
「あ、うん。」
呼ばれて去っていった真田君。
それと入れ替わりになるように常盤君がやって来た。
さっきの真田君の言葉にはめちゃくちゃびっくりしたけど、昨日と今日の朝の出来事のせいで常盤君への想いが冷めた気がする。