悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇


「優ちゃん、私、楽器片付けとくから前に行って来ていいよ。」




「夏樹ちゃん、ありがとう。」




てかさっき知ったけど、今回吹奏楽部は本気か?
本気で賞品ゲットを狙っているのか?

だってメンバーが…
全員7秒代か7秒代に近い人だもん!




「よし、代表の諸君!
賞品は君達にかかっている。

絶対にゲットしてくるように!」




「「「はい!」」」




あまりの予想ピシャリに返事ができなかった。
この先生すごいよ。

大体文化部が賞品ゲットってできるのか?
相手は運動部だよ?
毎日走ってる人達だよ?

そりゃあ、私達だって練習で走ったりはするけど、運動部程ではない。

文化部の1位……じゃダメか。




「優、帰らないの?」




「あ、ごめん。
すぐ行く。」




< 72 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop