悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇
「優ちゃん、私、楽器片付けとくから前に行って来ていいよ。」
「夏樹ちゃん、ありがとう。」
てかさっき知ったけど、今回吹奏楽部は本気か?
本気で賞品ゲットを狙っているのか?
だってメンバーが…
全員7秒代か7秒代に近い人だもん!
「よし、代表の諸君!
賞品は君達にかかっている。
絶対にゲットしてくるように!」
「「「はい!」」」
あまりの予想ピシャリに返事ができなかった。
この先生すごいよ。
大体文化部が賞品ゲットってできるのか?
相手は運動部だよ?
毎日走ってる人達だよ?
そりゃあ、私達だって練習で走ったりはするけど、運動部程ではない。
文化部の1位……じゃダメか。
「優、帰らないの?」
「あ、ごめん。
すぐ行く。」