悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇
9月10日 土曜日。
天気はびっくりする程の快晴。
『只今より第24回体育祭を開催いたします。』
アナウンスが言葉の言い終わりとともに行進が始まった。
太陽がさんさんと照りつける中行進をする生徒達。
でも我ら吹奏楽部はテントの中で演奏している。
そんな私達を見ていいなと言う生徒もいるがこっちもこっちできつい。
休憩と言えば曲と曲の間。
パーカッションが中継ぎをしている時だけ。
ひー、暑い暑い。
あ、常盤君だ。
この暑い中を悠々と歩く常盤君を見つけてしまった私。
何故だろうか。
常盤君がイケメンに見える。
周りはと変わらない格好をしているのに、常盤君だけが何故が輝いて見える。
常盤君の事は嫌いなのに。