悪魔の彼に目を付けかれた私 中学篇


『第二部は13時より、部活動リレーから始めます。』




アナウンスを聞きながらも移動をする生徒達。




お昼はどこで食べようが自由だけど私達吹奏楽部はちょっとしたミーティングをしていた。




「優、頑張ってよ!
賞品は優にかかっているんだから!」




「そう言われてもね、相手は運動部ばかりなんだよ?
男女関係なしに走るんだよ?

無理に決まってんじゃん。」




「……聞きましたか、皆さん。
この子負「し、椎ちゃん!」




慌てて椎ちゃんの口を塞ぐも時既に遅し。




「何言ってんの、優ちゃん!
私はやるからには全力でやるんだから!」

「そうよ、私は負ける気がしない。」

「狙うは一位のみ!」




次々と私に言うリレーメンバー達。




「「「優ちゃん、やるよ!」」」




「は、はい……。」




どこからそんなやる気が出てくるのやら。



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