総長が求めた光 ~Ⅳ獣と姫~
奴らは‥‥奴らは私を売ることで金を集める計画を立てたです‥‥っ


最初は何を言っているのかわからなかったです


けど、いやでもわからなければいけなかったです


私はいろんな暴力団の組長、悪徳政治家数え切れない程、体を売られてたです


もう、その時の私に希望なんてなかったです‥‥


見えない絶望が私を蝕んでいくです


そんなとき、1人の男のもとに私はいつものように売られていったです


その男は、私に何もしなかったです‥‥


ただ、2人で座って時間を過ごす。


初めてのことでしたです


その男は、私のことを聞くでもなくゆっくり自分のことを話してそれから、私に笑顔を向けてくれたんです。


それが‥‥‥何より嬉しかったです‥‥‥っ


< 13 / 115 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop