総長が求めた光 ~Ⅳ獣と姫~
とりあえず、危ないから片してしまおうか。


しゃがんで、大きな破片から集める。


「よいしょっと‥‥アサ、ちょっと退いて欲しい‥ってどうしたの、3人とも」


見上げると、3人が微動だにしていないかった。


なにしてるんだろう。


「や、ヤバいんじゃね‥‥」


「俺のせいじゃない、俺のせいじゃない」


「‥‥‥」


いきなりブツブツ言い出す2人と顔面蒼白で今にも倒れそうなのが1人。


え、ちょっとついていけないんですけど。


「ねぇ、ミズキ。なんで固まってんの?」


硬直して動かないミズキの服の裾を引っ張った。


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