総長が求めた光 ~Ⅳ獣と姫~
威勢のいい掛け声とともに、ダッシュでミズキ、ユウコ、アサの順番に並んだ。


「じゃあ、まずは‥‥そうだなぁ、誰がやったのかな?」


最初から、犯人追及!?


普通はまず、原因を聞くんじゃ‥‥


「「コイツだっ‥‥じゃないや、です!!」」


「‥‥‥‥」


あ、素直に答えるんだね。


ありえないくらい顔が不服そうだけど。


ユウコとアサは睨み合いながら、お互いを指さし‥‥ていうかお互いの頬に突き刺している。


その横で、これまた不服そうに親指をユウコとアサに向けたミズキ。


「うん、ユウコとアサが犯人なんだね?」


『はいっ、スミマセンでしたっっ!』


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