総長が求めた光 ~Ⅳ獣と姫~
「アイツからの、罰は半端ないんだよ‥‥」


まるで、ホラー映画を見たあとのような表情のミズキ。


「ど、どんな罰なの?」


ごくりと、喉を鳴らす。


「それはなぁ、嫌味のように毎日の飯にイリコだとかカルシウム要素を入れてきたりとか‥‥」


「ふむふむ‥‥って、え?」


今の明らかにミズキの声じゃないよね?


パッと声のした方を見ると


「なんで、じゃじゃ馬ちゃんが俺様のスペシャルソファに座ってんのかなぁ」


「カラっ」


つるりと光る頭が眩しい男がいた。


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