総長が求めた光 ~Ⅳ獣と姫~
たくさんの機器が、あたしを出迎えた。


何に、使うんだろう‥こんな機材。


「ふふっ、これはですねー。みなさんのあの、爆発的な力がどこに秘められているのかを調べる機器なのですよ」


にやりと、笑いながらサヨさんが一番奥にあった椅子に腰を下ろした。


「えぇっ、ちょっと、それ本当ですか!?」


確かに、みんなのあの強さとかは気になるけど‥‥


まさか、それを調べるための機械があっただなんて‥‥


「レナさん、レナさん」


「なんですか?」


「嘘ですよ」


「へ?」


さっきとは違い、優しく少し楽しそうににっこり笑うサヨさんがあたしを向かい合わせの椅子に座らせた。


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