総長が求めた光 ~Ⅳ獣と姫~
もしゃもしゃもしゃもしゃ


そうか、シカトかこのやろう


全く‥‥相変わらず都合が悪くなったらシカトしやがって


「腹減ったー、って焦げ臭っ!」


匂いにつられて‥‥ではなく本能のままに蛇が入ってくる


「なんだよー珍しいな、焦がしたのかよ」


「あぁ、悪いな。カラが食べる用を焦がしてしまったみたいだ」


「笑顔でなにしてくれてんだ」


ぶつぶつ文句を言いながら席に着いたカラと、珍しくメガネをかけて部屋に入ってきたミズキ。


「どうしたの、ミズキ」


「ん、コンタクト切れちゃって」


「そっか、今日熱いものばっかだけど曇り気をつけて食べな」


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