アイドルにキュン☆!?
俺はそう言ってもう一度頭を下げる。



答えの来ないのは分かっている。



けど、この中にお袋がいるって事は俺がどんだけこの仕事が好きかって事が分かって欲しい。




そして、俺が頭を上げて歌おうとした時、




「当たり前だよ。ファンの皆様を泣かせるんじゃないよ!」




どこからかそんな声が聞こえてきた。




……え?




俺はあたりを見渡した。




そしたら、1万人の中にお袋がいた。





そう、俺が立っている本当に近くに。




「お袋…とマネジャー」




俺はそれしか言えなかった。





隣にいたのは笑顔のマネジャーだったから。





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