浮気は、いいよ。



「・・・・優里は、もうオレの事は好きじゃない??」




ふと、自分の気持ちばかりを押し付けていることに気づく。




1番根本的で、1番大事な事を忘れていた。




「・・・・聞いてどうするの?? もう戻れないし、ワタシが幸太郎を赦す事も一生ない」




優里はオレの質問に答えず、代わりにオレを拒絶した。





なのになんで




「・・・・・なんでこんなに拒否られているのに、オレはこんなに優里が好きなんだろう」




諦めるべき。




だって自分が悪い。




全部自分のせい。





分かってるのに。 分かってるのに。





どうすれば諦められるんだろう。
< 111 / 159 >

この作品をシェア

pagetop