浮気は、いいよ。




夕食を終え、ソファでぼんやりテレビを見ていた時だった。




1枚の紙を手にした優里がオレに近づいてきた。




「幸太郎、テレビ、消してもいい??」




「・・・・うん」




優里はテレビを消すと、オレの隣ではなくカーペットの上に座った。




そして、テーブルの上に持っていた紙を広げて見せた。

























離婚届だった。
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