浮気は、いいよ。





「今度こそ、終わりにしよう。 幸太郎」




だから、優里はダンボールの中の荷物を片付けなかったんだ。




優里には分かってたんだ。




自分が浮気したら、オレが優里を赦せなくなるという事を。




当然だ。




だって優里はもっと前からこの気持ちを知っていた。





ずっとこの気持ちを持ったまま苦しんでたんだ。
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