浮気は、いいよ。
「・・・・・うん。 ワタシ、やっぱりずっと幸太郎の奥さんでいたい」
そう言って優里がオレの背中に手を回して抱きついてきた。
そんな優里を抱きしめ返す。
「・・・・・苦しい。 ・・・・死んじゃう」
優里の言葉が甘い空気をぶち壊す。
優里から身体を離すと、優里は『はぁはぁ』と言いながら空気を吸い込んでいた。
・・・・・そんなに??
「・・・・・じゃあ、トドメでも刺しましょうかね」
優里に長めのキスをする。
「・・・・・ん~~~」
優里が苦しそうな声を出した。
唇を離すと真っ赤な顔の優里が息を切らせていた。
「ホントに死んだらどうすんのッッ!!??」
「そしたら、一緒に死ぬ」
もう1度キスをして、そのまま優里を押し倒した。