浮気は、いいよ。
・・・・・もういいかな。
もう、オレのカッコ悪いトコも優しくないトコも全部見せたし、もういいかな。
「・・・・優里、ごめん。 オレ、もう優しく抱いてやれないカモ」
「・・・・・・・」
優里、引いたかな。
やっぱりいつも通り・・・・・
「・・・・・ワタシ、優しく抱いてとか・・・・言ったことあったっけ??」
イヤ、ないケドさ。
だって・・・・
・・・・・そっか。
オレが勝手に決め付けてたんだ。
優しく抱いてあげなきゃとか。 優里は優しくないセックスは嫌なんだろうとか。
「・・・・・優里ってさ・・・・・ホントはドスケベだろ」
オレの言葉に優里が顔を赤くさせてオレを睨み付けて
「・・・・・・・・・やらない。 幸太郎とセックスしたくない!!」
優里が顔を背けてしまった。
「・・・・うそだって。 今まで遠慮してた分、盛大にさせてもらいます」
「イーヤー!!」
背けた顔に無理矢理キスして、叫ぶ優里を黙らせる。
舌を入れると、舐め返してながら優里がオレの首に腕を回した。
「・・・・・・やっぱドスケベじゃん、優里」
「・・・・・・もうイヤだ」
「いいじゃん、ドスケベ。 いっぱいエッチな事しようよ」
「ワタシ・・・・そんなにスケベかな・・・・」
優里が恥ずかしそうにオレの首に絡めていた手を離した。
からかい過ぎた。
正直優里のエロさなど、人並み以下だ。
「スケベはオレにしか見せちゃダメ」
優里の腕を自分の首に絡め直して、糸引くようなキスをする。