それだけ ~先生が好き~
「じゃぁなー!今井さんもまたね~」
私たちから離れていくみんな。
あぁあ・・・先生がどんどん近づく。
「俺らも行くかぁ!!ほら!」
ぐいっと腕を引っ張られ、教室に引き込まれる。
城田はこんな私の気持ちを察してくれたの?
私はみんなに助けてもらってばかりだ。
教室に入って、照れて真っ赤な顔をした私に、
「ちゃんとチェックしたか??今日の松戸!」
って、小声で・・・。
もっと真っ赤になって、何も言えない。
シアワセ。
こういうことを言うのかな。
ずっとずっと、続いてほしい。
こんな日々が、いつまでも・・・
そう願っていた。
シアワセを願わずにはいられない。