それだけ ~先生が好き~
先生を好きでいることが私のシアワセだった。
だけど、晴香は?
こんな私の気持ちも知らずに、純粋に先生を好きだと言った晴香は?
もし、私と先生が付き合っていると知ってしまったら?
これ以上、晴香は傷つかなくていい。
せっかく晴香が見つけた・・・一筋の光。
それを私が消す権利はないんだから。
頭では分かっているのに、身体が言うことを聞かない。
もう一緒にはいられないと言わなきゃ。
先生が何も気にかけずに私から離れていけるように・・・。
精一杯の笑顔で言わなきゃ。
先生
ごめんね、わがままで。
ごめんね。
ありがとうも、いっぱい伝えなきゃ。
誰よりも大事な先生に・・・。