それだけ ~先生が好き~





「ゆき・・・あの・・・」






最後の1枚!って三人でピースをしているところに・・・


懐かしい声。




あなたが私の名前を呼ぶのなんて、もう何ヶ月ぶりになるんだろう。




やっと引っ込んだと思った涙が再びあふれだす。







「晴香ぁ・・・!!!」







にこって、微笑む晴香。






「本当・・・今までごめんね。いっぱい傷つけて・・・。これ、あの、手紙」




そう言って差し出された、ハートのシールが貼ってある手紙。


開かなくても、一生宝物になると確信できる。




「私こそ・・・本当にごめんなさい。もっと考えるべきだったって、ずっと思ってた」



「ううん、私・・・受験のことで親ともめててさ、イライラしてたんだ、ゆきは悪くないよ」




ぎゅうって、抱きしめあう。



先生


仲直りできたよ


夢みたい





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