それだけ ~先生が好き~




お母さんたちのことも、先生のことも。




しょうがないんだよ。



「いつでも言えよ・・・なんかあったら」



心配そうな顔をする先生。



でも、男らしいその顔にドキドキする。



ひげがのびて、少しやせたみたい。



好き・・・




「ありがとうございます・・・」



顔が真っ赤になっちゃって、うまくお礼も言えない。



「おい、顔赤いぞ!暑い?窓開ける?」



「ああ!へ・・・平気です・・・大丈夫です」



私の変化にすかさず反応する先生。



ドキドキが止まらない・・・。




先生、私先生が好きなんだよ。


真っ赤になるに・・・決まってるじゃん。



どこに視線をおいていいのかわからない。



手に汗がびっしょり。






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