青空の向こうから
『七瀬はどっか行きたい学校あるの?』
当時、いつも自分に何かとついてきた、
大森結子だった。
『七瀬、聞いてる?一緒の高校行きたいんだけど。』
彼女は明るく、思った事は何でも口にしてしまう、さっぱりした女の子だった。
そんな彼女が羨ましくて、自分はきっと彼女を拒まなかったのだと思う。
『別に行きたい学校は決まってないよ。』
『それならさ、一緒に成治高校行かない?そこは校則緩いし、街だから超遊べるよ。』
『……………』
『七瀬だって、絶対行きたくなるって。』
『…とりあえず、見学してからね。』
そう言うと、結子は満面の笑顔で自分の席についた。
それからしばらくして、二人で見学に行った。
そこには、
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