晴れのち雨〜ANOTHER STORY〜
人が多い割には店内は静かだった。
店内の花の飾りを眺めていた。
昨日は急いでいたのと気が動転してたのもあって、如月さんの作品をじっくり見れなかった。
これ全部、如月さんが作ったんだよね...
すごいなぁ。
「どうぞ」
如月さんが昨日と同じ澄んだ紅い色をしたアップルティーを持ってきてくれた。
まだ注文をしていなかったので、私は戸惑っていると
「私からのサービスです」
ふわっと微笑むとキッチンに戻って行ってしまった。