晴れのち雨〜ANOTHER STORY〜
アップルティーを飲み終える頃には
店内のお客さんは随分と減っていた。
「んじゃ、お先に。」
如月さんと一緒に働いていた綺麗な女の人が帰って行った。
その女の人に手を振る如月さんを見ると
目が合ってしまった。
「妹です。」
そういえば、昨日妹に手伝ってもらってるって言ってたっけ。
美男美女の兄妹とは...羨ましい。
「それより、お待たせしてすみませんでした。」
如月さんが私に頭を下げる。