晴れのち雨〜ANOTHER STORY〜


「いえいえ!私も忙しい時にすみませんでした。」

私も慌てて謝る。



「でも、来てくれて嬉しかったです。」


頭を上げて私に微笑む如月さん。


如月さん...天然タラシですか。

如月さんが私に笑いかけるだけで、こんなにも嬉しくてドキドキするなんて...


きっと好きになってる....



「結衣さんはお花に興味があるんですか?」


「へ?...ゴホン...どうしてですか?」


突然聞かれたので、変な声が出てしまい咳で誤魔化した。



「ふふっ。先程、店内の飾り付けを眺めていたようだったので」



店に入ってすぐの時か...

私、アホづらで眺めてた気がする...

恥ずかしいな。
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