晴れのち雨〜ANOTHER STORY〜
不思議に思った私は後ろを振り返った。
「き...き...如月さん?!」
私の後ろには如月さんが立っていた。
「少し結衣さんを借りていいですか?」
如月さんが私の肩に手を置き、
葵に尋ねた。
「どうぞ」
ニヤニヤして答える葵。
「行きましょう、結衣さん。」
如月さんが私の手を取る。
「え?どこに?!」
驚くことがありすぎて、
私はパニック状態だった。
「お店です。まだ結衣さんの告白の返事をしていなかったので...
もしくは此処でハル君のようにしていただければ、今すぐにでも色良い返事が返せますが...」
にっこりと悪戯っ子のように笑う如月さん。